最近、浅間山や八ヶ岳が真っ白になる日が多いです。春になってから、真冬のようなきれいな景色が見られます。雨が降るごとに白くなっていく感じです。高い山は積雪が増えているのではないでしょうか。
今朝、あたりが明るくなってきた5時ぐらいのことです。なにか電子音のような音が聞こえてきたので、どの家電が鳴っているのかと思いラジオを切って妻と耳を澄ましてみました。どうやら家の中の音ではなく、外の音のように聞こえました。ハッとして外に出てみると、やっぱりトラツグミのさえずりでした。
トラツグミは変わったさえずりです。感覚としては時報のポ、ポ、ポ、ポーンのポーンの音程ぐらいでフォーと鳴いた後、少し間をおいて聴力検査で聞かされるのような極高音でキーと鳴きます。フォーー、キーー、フォーー、キーー・・・という感じです。図鑑では夜に鳴くと書いてありますが、私がうぐいすの森でよく耳にする時間帯は、日の出前の明るくなってきたなという時間帯です。完全に明るくなったときには鳴き止んでいることが多いです。
トラツグミのさえずりはこの春はじめて聞きました。薄く雪が積もるようなこんな寒い朝でもやはり春が来ているという証なのでしょう。
