2018年4月8日日曜日

春に帰ってくる生き物

毎年、春、我が家に帰ってくる生き物がいます。
里の定番はツバメだと思いますが、うぐいすの森は山の中なのでツバメはきません。
何が帰ってくるかというと・・・
















ヒキガエルです。毎年春に我が家の裏庭の池に、産卵のためにやってきます。今年はおとといの夜、雨の中、鳴き声が初めて聞こえてきました。この写真は昨日の昼間の写真です。まだ一匹だと思っていたら、今日の昼間池を見るとすでに卵がありました。いつのまにか何匹か集まっていたようです。しかしまだ始まったばかりです。最盛期になると1㎡ぐらいの池に20匹ぐらい集まって、池でカエル合戦を繰り広げます。けれども、それもほんの1日、2日のことで、産卵が終わるとみなどこかに行ってしまいます。どこまで遠くに行っているのかわかりませんが、毎年春になるとちゃんと帰ってきます。生き物は不思議です。

カエルはうぐいすの森にたくさん住んでいます。普段はあまり見かけませんが、雨の日はよく道路を横切っています。カエルの中でもヒキガエルはかなり動きが鈍く、横切っている最中の一休みなのかなんなのか、道路上でじっとうずくまっていることがあります。カエルは嫌いという方が多いと思いますが、森のなかの生態系の大事な一員のはずです。車で走るときは、こういった小さな生き物にも気を使ってあげてください。